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ベンチャー就職日記

就職は一流大企業かコンサルファームと思っていた大学院生がベンチャーに就職するまで。

ベンチャーに新卒で就職を検討する際に知っておきたい事まとめ

ベンチャー企業に新卒で就職しようという学生は少しずつ増えてきているようです。私も就職活動を開始するときには全く意識していませんでしたが、サマーインターンに参加する時期に、せっかくだからいろいろ見てみようと思い、サイトで見つけた面白そうなベンチャーインターンに参加したのをきっかけに、興味を持ちました

まあ、ベンチャー企業と言っても、DeNAとかサイバーエージェントも学生の僕らからしたらベンチャー企業ですから、新卒でベンチャー企業に行く学生が増えている、って話も、そのあたりのメガベンチャーと呼ばれる企業群が成長して大企業になっていく過程で、普通に知名度が増し、興味を持つ学生が増えたというだけの話なのかもしれません。

僕は大企業とベンチャー企業を両方見たうえで、結果的にベンチャー企業を就職先として選びましたが、周りからは反対されたり、不思議に思われたりもしました。いまだに新卒は大企業に行くべし、新卒でベンチャーに行くなんて勿体ない!なんて言われることすらあります。

僕からすると、とりあえず履歴書に誰もが知っている企業を書ける方が転職のときに困らないからという程度のレジュメビルディング目的でたいして事業に興味も持てない(あるいは配属リスク高すぎ!な)大企業に就職する方が、よほど勿体ない!と思うのですが。ちゃんと目的もってブランドで選ぶわけじゃなくて選んだ会社がたまたま大企業だったらそれは良いと思うのですが。

さて、ベンチャーか?大企業か?論争的なものは不毛に終わるケースが多いのですが、いくつか論点があると思っているので、自分なりに整理してみたいと思います。後輩の就活生の皆さんに少しでも参考になれば幸いです。

 

  • 大企業とベンチャー、どっちが成長できるか?
  • 大企業とベンチャー、キャリアの自由度はどちらが高いか?
  • ベンチャーってヤバいところも多そう。どうやって見つけるか?見きわめるか?

順番に整理していきます。

どっちが成長できるか?

これは個別具体的な企業を挙げずして、どっちが成長できるか?って話は不毛ですし、配属部署や本人の目指す成長とは何か?みたいな話から、ひも解くべき論点です。なので、どっちも成長できるよ、とか本人次第だよ、とか言う人が多い話題でもあります。

ただ、やはり大企業の新卒3年目とベンチャーの新卒3年目と会ってみて思うのは(それなりのサンプルを見ているつもりです)、ベンチャーの新卒3年目の方が会社や事業を背負っている感があるので、当然発言も会社視点だったり経営視点だったりして大人びて見えます。会社の中での相対的な位置づけが違う、すなわち30代でも若手扱いなのか?それとも30を超えるともう幹部層なのか?という違いは大きいと思います。

このあたりは、ベンチャーで働く20代の人にそれなりの人数会って、大企業の20代と比較すると如実に感じることになりますので、成長できるかどうか?視点だけで選べば、ベンチャーを選ぶ人は多くなるはずです。

そういえば、有名なちきりん氏の以下のようなエントリーも時々話題になり、大企業擁護派の人は懸命に叩いたりしていますが、普通に納得できる内容だと思います。

d.hatena.ne.jp

あと、もう1つ、コンサルファームという選択肢もあると思います。私も興味を持っていた時期があるのですが、たまたまかもしれませんが、お会いした人たちがみんな態度が偉そうな人が多いのが気に入らず私は途中ですべて辞退しました。でも、下記の記事にもあるとおり、死ぬほど働いて基礎力をつける場所としては良いんだろうなとも感じました。

toyokeizai.net

 

それでも、コンサルでもベンチャーでもなく、いわゆる伝統的な大企業をめがけて就活し、「そっちが楽しそうなのも成長できるのもわかった。でも俺は新卒では大企業行くわ。いつでも転職できるし」という人があとを絶たないのも事実です。で、2つ目の論点になるわけですが。 

キャリアの自由度が高いのはどちらか?

大企業に行けば、いつでもベンチャーに転職できる?これは本当でしょうか?たしかにベンチャー企業の説明会で出てくる人や経営陣のプロフィールなどを見ると大企業出身の人が多いようにも感じます。じゃあ、自分も大企業にまず行って、それからベンチャーに来たければ来ればいい。そう考えるのも無理はないかもしれません。

僕も一瞬そう思って、ベンチャーで活躍する大手出身者はどこの企業出身が多いのかを調べたりもしました。調べている途中で気付いたのですが、結構すぐに辞めている人が多い、ということと、大企業出身と言っても、元々ベンチャーっぽい規模だったけど大企業になった会社(リクルートサイバーエージェント楽天、インテリジェンス、アクセンチュアなど)が圧倒的に多いことです。

メガバンクや財閥系商社、元国営企業のような伝統的な大企業の出身者というのはとても少ないですし、いても、ごくわずかな在籍期間(1-2年)で飛び出している人が多い。一方で、僕の内定先や内定をいただいたベンチャー企業の社長の話を聞いてみると、「中途採用は本当に難しい。大手出身で採用しても良いかなと思えるのは3年目ぐらいまでで、大手に新卒から5年以上いる人の中で採用したいと思える人の出現率は極めて低い」などの話も聞いたことがあります。

 また、1社目がベンチャー企業で、その後リクルートに転職して役員にもなった人がいると聞いたこともありますし、私が就活中にお世話になった人も、1社目が10名規模のベンチャーでその後、スタートアップを経て今はヤフーにいたりします。

こちらのブログでも書かれていますが、一般的に言われる「大企業からベンチャーに行くのは簡単だが逆は無理」という話を、みんな何となくで信じすぎじゃないでしょうか?

medium.com

 

あと、決定的に自分の中で、大企業には行かないと決めた一つのポイントは、大企業にいる先輩の話で、その人は30歳前後だったと思いますが「俺も昔は起業とか考えてたんだけど、もう無理だわ。アイデアもないし、そもそも今の会社辞めて給料下がるとか嫁にぶっ殺されるわ。最近の興味はどこにマンションを買うかぐらいしかないわ。仕事つまらんし」みたいなことを言ってて、自分はこういう人生にはしたくないなと思ったのです。

で、ベンチャーを探そうって話になるのですが、どうやって探すのか途方にくれました。 

どうやって見つけるか?見きわめるか?

ベンチャー 新卒」などで検索しても、あまりたいして役に立つ情報は出てきません。かと言って、ベンチャー企業は未上場企業も多くて、経営状況を網羅的に把握する方法は難しいです。

私が試行錯誤しながら見つけたリサーチ方法としていくつかサイトを紹介したいと思います。

まず、監査法人トーマツが毎年発表しているテクノロジー分野の成長率ランキングであるFast50はざっと、どんなベンチャーがあるのか?を眺める上で役に立つなと感じました。新卒を採用していない会社も結構あるのと、ただ売上がすごく伸びているというだけで入社先としておすすめできる会社かどうかは別問題なのでご注意ください。

www2.deloitte.com

よくベンチャー企業のサイトで見るベストベンチャー100のバナーとかは最初はおっ!これはミシュラン的な何かですかね、と思って信頼できるのかなと思っていたのですが、下記まとめにもあるように、そうでもないようです。途中から気にしなくなりました。(出ている会社がダメとかじゃなく、ダメな会社も出ている可能性が高いという理解です)

matome.naver.jp

 

雑誌とかだとやっぱりForbesがかっこいいし、信頼できるなと感じました。Forbesでも毎年起業家ランキングというのをやっていて、こちらは、VCとかベンチャー投資家の人たちやスタートアップに関する有識者にヒアリングや投票してもらって決めているようで、さすがのラインナップですね。かっこいい感じのベンチャーシリコンバレー風)に行きたい人はマストチェックですね。

forbesjapan.com

 

あと、経営戦略論で有名なマイケル・ポーター教授が一橋大学と組んでやっている日本企業の表彰制度であるポーター賞というのがあるのですが、こちらに出ている会社は大企業・ベンチャー・中小問わず、面白いなと感じました。

www.porterprize.org

 

最後に、就活系のサイトで言うと、ベンチャー系就職サイトをうたうサイトは、どれも怪しい企業がたくさん出ていて、生理的にうけつけなかったのであまり私は使わなかったのですが、唯一クオリティが高いと思ったサイトがありました。

載っている企業の面白さ、厳選感で言うと、下記のサイトが圧倒的だったと思います。実際私もここに掲載されている企業に入社予定です。

www.goodfind.jp

ちょっと調べたら下記のようなブログ記事もありました。

thestartup.jp

あと就活系で言うと、OfferBoxはもっと進化すると面白い可能性がありますね。それなりに採用する側に工数がかかるサービスなので、ベンチャーでどこまでちゃんと使えるのか?とか本当に良いベンチャーだと使う理由がないかもしれませんが。

offerbox.jp

あとは、Wantedlyは一応、使ってはみたものの、怪しいスタートアップも多くてノリも軽い感じがして嫌だなと思って僕はたまに眺める程度でした。フットワーク軽めで、とにかくよくわからずとも人に会うのが苦痛じゃない人には良いサービスかもしれません。

www.wantedly.com

 

あと、ベンチャーキャピタルの投資先をチェックするのも、面白いベンチャーを見つける良い方法だと思ったので、投資先が有望そうなベンチャーキャピタルのサイトを列記しておきいます。見てまわっても面白いかもしれません。

 

www.globiscapital.co.jp

www.gmo-vp.com

www.techv.co.jp

incubatefund.com

globalbrains.com

www.ut-ec.co.jp

 

最後に、就活の後半「君、ベンチャー詳しいね?」と企業の人に言われたり、「良く知っているね。どうやって情報収集してるの?」と友人から聞かれたりもするようになったのですが、よく見ていて役に立ったニュースサイトも挙げておきます。

 

thepedia.co

news.goodfind.jp

jp.techcrunch.com

thebridge.jp

 

まとめというか最後に追記したいこと

このエントリーを読んでいる人は少なからず、ベンチャー企業に新卒で入社することに不安を感じていたり、どうしようかな?と思っている人が多いと思います。僕はまだ内定者の身なので、あまり偉そうなことは言えません。

でも、これだけは自信をもって言えます。

自分の道は自分で決めるべきで、他の誰の意見も関係ない。ということです。

自分で決める。そのためにも情報はちゃんととりましょう。ちゃんと調べれば避けられた失敗もあり得ます。内定先が未上場企業で情報が取りづらい場合には、是非内定先の人に業績の情報やできれば財務諸表なんかも見せてもらいましょう。そこで躊躇する会社は何かしら信頼できないポイントがあるかもしれません。

また株式会社である以上、電子公告や官報で業績を発表する義務がありますので未上場であっても最低限の開示はされているはずですので調べてみましょう。

下記のサイトが役に立つかもしれません。

言わずと知れた企業調査の最大手TDB。1件490円で会社情報をとれます。TDBの社員がヒアリングした情報ベースなので会社によって濃淡あります。

www.tdb.co.jp

 官報の情報からピックアップされた決算情報を紹介してくれているブログです。

kanpo-kanpo.blog.jp

 

以上です。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。