時価総額トップ100の中で唯一知らなかった会社、5選
ちょっと前にこちらの記事がとてもバズっていて、面白いなぁと思ったので、遅ればせながら僕も素直に真似してみようと思ってつけたタイトルです。
日本の時価総額トップ企業100社って聞くと皆さん、どんなイメージですかね?だいたい知っている会社が並んでいるイメージですよね?きっと。
ちなみに、上位10社は
トヨタ自動車
NTTドコモ
日本電信電話
JT
KDDI
三菱UFJフィナンシャル・グループ
ソフトバンクグループ
日本郵政
ゆうちょ銀行
ホンダ
この10社です。まあ全部知っている会社ですよね。こんな感じで続くわけですが、そんな中に、あれ?何この会社?知らない!って会社が1社あったら興味わきますよね?
そんな「唯一知らなかったわぁ」的な会社を厳選して5社紹介しちゃいます、というのが今回のエントリーです。
唯一と言っておきながら、5社かよ!って突っ込みはウェルカムですが、同率1位で5社並んでいたり、人によってはこっちだったりあっちだったりと知名度ってのは人によって差がありますので、5社あってもいいじゃない、ってことで行きましょう。
実際は知名度ランキング的には差がある気がしてますので、知らない可能性の高い厳選5社の中でも知名度高そうな順に紹介しますね。
まず、1社目は、
ファナック
謎の多い会社としてときどき話題になりますので、これはある意味、有名ですね。産業用ロボットの会社で工作機械用NC(数値制御)装置では世界首位のシェアで、高利益率でも有名です。驚きの業績は売上6,234億円で経常利益2,293円という凄さ(2016年3月期)時価総額もベスト20入りです。
さらに驚きなのは、本社が山梨県の富士山麓の山奥の村にあって、周辺50万坪に広がる通称「ファナックの森」にあり、すべて建物から何から黄色一色で染められているという点です。
また2011年の半年ぐらいは、日本語版のウェブサイトも閉鎖して東証一部上場企業なのにウェブサイトがない状態もあり、閉鎖的で謎に包まれた会社として話題になりました。
続いて2社目は
信越化学工業
塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハで世界首位の会社。と聞いてもピンときませんよね?長野県にある優良地方企業ですか?みたいな印象の社名なのですが、売上1兆2,798億円で経常利益2,200億円という好業績で、時価総額もベスト30入りです。
現会長の金川千尋氏はなんと90歳!カリスマ経営者としてトップダウン経営で業績を牽引してきたようです。
3社目は
シマノ
自転車部品(変速機、ブレーキ部品)で世界首位。釣り具メーカーとして有名なあのシマノです。自転車好きの人、釣り好きの人は当然知っているメーカーだと思うのですが、ここまで立派な業績で時価総額も日本のトップ100に入るなんて(ちなみに堂々の66位)意外ですよね!?前期の業績も、売上は3,786億円、経常利益1,011億円と高収益です。
こんなにすごい大企業なのに、コーポレートサイトが地味!(失礼笑)しかも、採用情報のトップになぜか堺に生まれて、堺で育ってというコンテンツがあり、ほっこりします笑
シマノのすごさはいろんなところで分析されていますので紹介しておきます。
そして気になる4社目は
シスメックス
なんかかっこいい感じです。ベンチャーっぽい名前ですが、創業は1968年と古いです。
臨床検査機器、試薬などで高いシェアを持つ医療系の会社のようです。
前期業績は、売上2,531億円、経常利益543億円ですが、PER(会社予想)が36倍前後と高めで、時価総額も堂々の1.5兆円近くの77位。高い成長率を評価されているようです。売上高は16期連続増収、営業利益も15期連続増益というすごい成長企業です。
僕はあまり医療とか試薬とかの世界は詳しくないので、よくわからなかったのですが、何がすごいのかまとめた記事がありましたので紹介しておきます。
そして栄えある最も知らなかったわぁ的な会社である5社目は
じゃじゃん!
SMC
????何の会社ですか?いやだぁ、知らなかったという皆さん、こちら空気圧制御システムの会社です。僕も全然知らなかったですし、一度聞いてもきっと忘れますし、覚える自信がありません笑
でも、すごいんですよ。この会社。前期業績は、売上4,756億円、経常利益1,291億円と、時価総額も2兆円超で、ベスト50にぎりぎり入るか入らないかの水準です。
ちょっと記事を探してみたのですが、特に紹介されている記事もなく、本当にあまり注目されていない、わりに実はすごい!の代表格じゃないかと思います。
新卒採用サイトはかなり気合入れてつくってますね。周りで受けている人とか聞いたことなかったです。。
ちなみに、時価総額ランキングはYahoo!ファイナンスのこちらを参照しました。2016年11月8日の終値です。
僕はこのブログのタイトルでもベンチャー就職日記とうたっていて、前のブログ(ベンチャーに新卒で就職を検討する際に知っておきたい事まとめ - ベンチャー就職日記)でも書いたとおりベンチャー志望ですが、時価総額トップ100社を眺める際にも、こんな風に、その中でもマイナーな(=ベンチャーっぽい)存在を探す目線で見ています。大企業に行きたい人も、是非こんな視点で面白い大企業を探してみてはいかがでしょうか?というお話でした。