ベンチャー就職日記

就職は一流大企業かコンサルファームと思っていた大学院生がベンチャーに就職するまで。

ベンチャーで長期インターンをする際に知っておきたいこと

ベンチャー企業に就職を考えるならば、是非ともベンチャーで長期インターンをしてみると良いと思います。僕も大学2年生のときから長期インターンとして2社ほど経験しています。おかげで、ベンチャーの良い面、悪い面含めて理解できたので、納得してベンチャー企業に就職することを決意できました。

長期インターンをする際の心得みたいなものをまとめてみましたので、参考にしてみてください。

ある程度コミットする覚悟が大事。

中途半端な気持ちで行かないこと。僕も最初にインターンに行こうと思った会社の面接で、適当なこと言って、社員の人にぼこぼこにされたのは今となっては良い思い出ですw。

社員さん「どれくらいの期間できるの?」
若かりし僕「3ヶ月ぐらいですかね」
社員さん「え?短いね。その間はどれぐらい来れる?週何日?」
若かりし僕「週2日は確実に来れます。3日来れるかはわかりません」
社員さん「え?なんで?何か忙しいのかな?」
若かりし僕「いや、他にもやりたいことあってもう1つ別のインターンも興味あるので両立できないかと思ってまして。あと半年後には留学も考えているので語学の勉強もしないと。。」
社員さん「あ、もうそういう中途半端な人、うちのインターンで絶対うまくいかないから来るの辞めた方が良いよ。仕事をなんだと思っているの?いつ来るかわからないし、いついなくなるかもわからない人に大事な仕事任せられないし。社員も君みたいな中途半端な人を相手している余裕ないから。うちで活躍しているインターンはみんなもっと気合い入っているよ」
若かりし僕「あああ。すみません。。出直します」

その後、僕は考え直して、ある程度コミットして集中して取り組めそうなものを選ぼうと思って、いくつかのサイトで吟味して、別の会社のインターン面接に臨み、晴れて長期インターンデビューできました。

そのときの面接では、「少なくとも半年以上、できれば1年は続けたいです。週3日は来れるようにしますし、できるだけ何もない日は会社に来ます!」と宣言して、採用してもらったのでした。

何でも良いからまず仕事を取りに行く

いざ、仕事をし始めてみると、びっくりするほど放置されました。こちらが何もしないと本当に1日放置されてやることがありません。たまに、これやっておいてと宿題的な仕事を渡されるものの、それだけやっても時間がだいぶ余ります。さて、どうしようかと思ったのですが、忙しそうに働く先輩に「何か手伝いましょうか?」と言うものの、「あー、大丈夫だわ」と言われて仕事もらえず、ということがよくありました。

そこで、先輩社員の人たちの仕事を徹底的に観察して、何で困ってそうかを考えるようにして、かつ声のかけ方も変えてみました。「先輩、忙しそうですね。何が今大変なんですか?」と聞いてみるようにしたのです。そしたら、先輩が、いくつか取り組んでいるタスクを教えてくれて、あれもあってこれもあって大変なんだ!って話をしてくれたので、すかさず「あ、それ僕やりますね!」と言って、一番自分でもできそうなタスクをもらうように宣言してみたら、意外と任せてくれました。

自分も今のインターン先で先輩格になりつつありますが、新人インターン君から「何か手伝いましょうか?」って言われても「切り出すの面倒だからいいや」ってなるので当時の先輩の気持ちがわかります。

インターンだから、という言い訳を自分にしない

せっかくベンチャー企業インターンするなら、やっぱり社員と同様の仕事を先取りできるメリットを活かしたいなと思って、僕はあるタイミングから「自分、インターンなんで」的な言い訳をしないように心がけてやっていました。

僕の場合には、1年休学もして、長期インターンにコミットもしてやっていた時期もありましたので、そのときは本当に社員並みに仕事をしていましたし、新しく入って来た中途社員の方も、僕を新卒の社員だと間違う人も多かったです。

休学してフルコミットするのもあり

僕が一番成長したなって自分で思う時期は、間違いなく、休学して長期インターンしていた時期です。僕の周りや同世代のすごいなって思う友達や知り合いも、だいたいベンチャーで長期インターンをしていて、その中でも、特にすごいなって人はだいたい休学してフルコミットに近い働きをした経験がある人が多いです。

いまだに大企業の古くさい会社の就職試験だと、休学してた経験が×になる会社もあるのかもしれませんが、そんな会社はこちらから願い下げで良いのではないでしょうか?

コミットするに値するインターンをちゃんと探そう

インターンを探そうとしたときには、探すのに苦労しました。いくつかサイトを見てみたのですが、だいたい中小企業のアルバイトじゃないか?的な案件もたくさん出ているサイトがほとんどで、良質なインターン案件を紹介してくれる下記の2つは役に立ちました。

drive.media

www.goodfind.jp

 

ただ、ETICは最近はNPOとかソーシャルベンチャーっぽいのに寄っている気がしますし、Goodfindは案件の質は抜群に高いのですが、数が少ないのと、特に長期インターンのページがわかりにくい(力入れていないのかな?)のがネックです。

※2017年6月追記:Goodfindの長期インターンページがわかりやすくなっていました。

なので、仕方なく、下記のサイトも目を通してはいましたが、どちらも日本最大級とかNo.1とかうたっているだけあって案件が多い分、つまらなそうな会社もたくさん出ていて、探すのが大変でした。明らかに、ベンチャーっていうよりはただの中小零細会社ですよね?って求人も多いように見えました。

careerbaito.com

jeek.jp

最後に。始めるのはいつだって遅くない。

大学1年生のときからやっておけば良かったと言う人が多いのも事実ですし、僕もそう思います。でも、実際に大学1年生のときに人に勧められても、きっと「あ、僕はそういう意識高い系じゃないんで、いいっす」って言ってたと思います。

大学1-2年からやるのは結構ハードル高いと思うんですよね。なんで、無理せずに、大学3年とかからでも良いし、なんなら、就職活動終わってからでも良いと思います。内定を早めにもらって、卒業まで1年近く時間あるなぁ、どうしようかなってときに、ベンチャーで長期インターンをするのはとてもおすすめです。