ベンチャー就職日記

就職は一流大企業かコンサルファームと思っていた大学院生がベンチャーに就職するまで。

新卒でベンチャー就職しようとしたら親や周りに反対された人のための反撃ガイド

3月から就活解禁で、6月に内定出す経団連の皆さんがいる一方で、ベンチャーに行こうかしらなんて考えている2018年卒予定の人は、そろそろ就職先を決めようかという時期かもしれませんね。

そこで、やっぱりぶつかる壁が、親からの反対を受ける親ブロックってやつですかね。親や周りの友達や先輩からも「お前、ベンチャー行くなんて意味不明。バカなの?まずは大企業に行った方が良い」などと言われ続ける人は結構多いみたいですね。

僕の親は比較的理解があったので、「お前の勝手にしろ。自分の好きなようにするのが一番」と言ってくれていたけど、いざ「俺、ここ就職する」って会社案内を見せたら、ぱらぱらめくってから「はぁ。この会社のどこが良いんだ?好きにしろとは言ったが、適当に決めろとは言ってないぞ」と否定されかけましたからね。

そんな親ブロックをはじめとする周りの反対に反撃するための材料をまとめてみましたので、参考に戦ってみてください。

大企業も安泰なわけじゃないよ。

例を挙げればきりがないですが、90年代後半の山一証券長銀日債銀北海道拓殖銀行の倒産、そして2000年代のソニーのリストラ、JAL東電の経営危機、最近のシャープと東芝の顛末というのを見るに、20年以上というスパンで見たら全く安泰ではないのが大企業です。

jinji-gijutu.com

 

大企業の方が成長できるわけじゃないよ。

いやいや大企業が厳しくなるのはわかっているから転職でベンチャー行くでも起業するでもしてもかまわないから、まず最初に大企業に行ってくれ!その方がまず社会人としての基礎が学べて成長できるだろ、って言われるかもしれません。

でも、そんなの完全にウソですから。

d.hatena.ne.jp

大企業行くと成長できるどころか将来価値を毀損するよ。

成長できるどころか、将来価値を毀損しちゃいますよ、と。あ、ちなみにこのちきりんとか言う怪しい人はマッキンゼー出身のすごい人なんだぞ、と言っておけば親も黙ってくれないですかね?w

d.hatena.ne.jp

あ、ちなみにアメリカは優秀な人ほどベンチャー行くよ。

僕も昔聞いたことあります。アメリカのトップ層は起業、スタートアップ、ベンチャー、コンサル・金融、大企業、政府みたいな順番で、優秀な人は就職していく。日本は真逆の構造だという話です。

日本でも変わりつつありますよね。外資コンサルや外銀などに行く人は、いわゆる日系大企業にはNO!を突きつけているとも言えますしね。外コン・外銀に行く層の一部が、起業やベンチャーに流れているのも感じます。

blog.btrax.com

こういうアメリカの話をすると、ここは日本だ!アメリカならベンチャーは良いけど、日本はベンチャーにとって良くない国だから、このロジックは当てはまらない!と批判する人もいるかもしれません。

でも、本当に日本のベンチャー・スタートアップはダメなのでしょうか?アメリカと比べたら生態系自体が充実してないのは事実でしょうが、これまでの経緯や時代背景を考えると日本はダメと決めつけるのは早計ではないでしょうか。 

大企業にまず行っておいた方が良いわけじゃないよ。

大企業でやっていた人のほとんどがベンチャーでは通用しない。転職も簡単にできるどころか難しいというお話があります。

toyokeizai.net

逆説のキャリア思考でいきましょう

このスライドめちゃくちゃ良いスライドです!ちょっと内容も難しくてボリュームありますが、無思考に大企業行け!って言っている親には是非読ませてください。これが分からないなら口出しするなとw

このスライドの作成主の馬田さんという方は、東京大学 産学協創推進本部の特任研究員だそうです。 

 

それでもダメなら、歌って踊ろう。

上記でもダメなら親と一緒に欅坂46の名曲サイレントマジョリティーでも聞きましょう。とてもベンチャーな決断を応援する曲です。

歌詞から抜粋すると、「君は君らしく生きて行く自由があるんだ。大人たちに支配されるな」「選べることが大事なんだ。人に任せるな」「君は君らしくやりたいことをやるだけさ。One of themになりさがるな」「見栄やプライドの鎖につながれたようなつまらない大人は置いて行け」みたいな感じです。

親ブロックに負けず自分の人生を生きることが親孝行だ。 

親ブロックに負けて、不本意にも大企業にしぶしぶ行って、挑戦しない人生を歩み、あとになって自分は若い頃にもっとこんなことに挑戦したかったなぁと振り返るような人生を歩むことが本当に親孝行でしょうか?それより親ブロックを打ち破って、自分の人生を生きて、親にも認めてもらうことの方が親孝行じゃないですかね。

 

最後に、こんな先輩もいたよということで、僕のブログの以下の記事も紹介してもらえればなと思います。結構、いいね付きました。うれしいです。

ventureshushoku.hatenablog.jp

ベンチャー就職組で活躍する経営者がどれぐらいいるのか?調べてみた

そろそろ卒業式を控えた身ですので、学生最後のブログエントリーということで卒論というか修論というかの感覚で力作にトライしようと思います。

僕みたいに新卒でベンチャーに就職しようとしている人が、他の人からよく言われることの1つに、「新卒ではまず有名な大きな会社に行ってそこで経験積んでからベンチャー行けば良いんじゃないの?」とか「新卒でベンチャーに行った人で成功している人っているの?」とかいう話があります。

前者の「まず有名大手に就職してからでも遅くないのでは?」って話はわからなくもないのですが、そうしたい人はそうすれば良いし、僕みたいに有名大手に行く必要がないと考えれば行かなければ良いのではと思う次第です。

後者の「新卒ベンチャー組ってどうなの?成功している人いるの?」は僕もちょっと気になったので調べてみました。正確には、就職活動しながら、見つけてはメモってリスト化してました。

※こういうの確証バイアスって言うらしいです。ちなみに、コンサル行く友達が、コンサル出身の経営者を見つけては「あの人もこの人も!コンサル出身の経営者多すぎ!」って言っているのも完全に確証バイアスですね。

前置きはこのくらいにして、せこせことまとめたリストを公開しちゃいます。だいたいがウェブのインタビュー記事やらなにやらの公開情報をもとにしているのでだいたい間違ってないと思うのですが、間違いがあったらごめんなさい。

新卒でベンチャーに就職して活躍する人リスト

おっとその前に、ここで言うベンチャーとは?の定義をしておかないといけませんね。就活のときもグルディスとかでやたら定義したがる奴とかいましたね。僕もそのタイプでしたw

ここで言うベンチャーとは、いわゆる親とか周りの友達の大半が知っているような大企業ではなく、上場非上場問わず、成長中の成長企業のこと。規模は比較的小さい傾向で数名から数百名以下(1,000名未満)。という形で定義してみます。ちょっと広すぎじゃね?という突っ込みは一旦置いておいて。さあ、まとめます。

サイバーエージェント藤田晋社長

97年新卒のインテリジェンスですね。インテリジェンスは今でこそ大きな会社ですが、97年当時は50名から100名規模ぐらいだったと聞いたことがあります。たしかに沿革を見るかぎり、2000年4月にジャスダック上場とありますので、97年当時のインテリジェンスは上場3年前になりますので、「3年後上場目指してる未上場ベンチャー」という感じだったことになりますね。

サイバーエージェントの日高裕介取締役副社長

も同じく97年の新卒インテリジェンスで藤田さんと同期とのこと。

他にも新卒で当時の上場前のインテリジェンスに入社した人たちの中には以下のような方々もいるようです。

ビースタイルの三原邦彦代表

96年にインテリジェンスに新卒入社。

アトラエの新居佳英社長

98年にインテリジェンスに新卒入社。

キープレイヤーズ高野秀敏社長

99年にインテリジェンスに新卒入社。

ちなみに、アトラエは僕も就職活動しててGoodfindで見つけたのですが、社長以外の取締役の岡さん、梅村さんのお二人ともアトラエに新卒入社して、取締役にまでなられている(お二人とも07年卒の新卒のようですので、創業年から計算すると創業4期目とかの新卒ってことになります)

ヤフーの宮坂学社長

ヤフーの現社長の宮坂さんですが、91年に同志社大学を卒業後に、ユー・ピー・ユーという会社に新卒入社されています。こちらwikipediaには採用PRを行うベンチャーと書かれていました。その後、97年に創業2期目のヤフーに転職されたそうです。

新卒からベンチャーで大企業を経験していなくても、転職した会社が大企業になって今や時価総額3兆円超の東証一部上場企業の社長に40代で就任した例として、まさに新卒ベンチャー組の星と言って良いのではないでしょうか。

リクルートマーケティングパートナーズの山口文洋社長

下記の記事にもあるように、入社から9年でリクルートマーケティングパートナーズの社長になり、リクルートホールディングスで最年少で役員に名を連ねるとある山口さんですが、なんと!慶應卒業後にパチンコやバイトをして3年過ごした後に、ITベンチャーを経て、リクルートに中途入社した人らしいです。

ベンチャー新卒入社組よりもさらに破天荒すぎますが、1社目ITベンチャーの人が、リクルートで大活躍しているという話は、新卒ベンチャー組(高学歴フリーターも含めw)の一つのロールモデルになるのではないでしょうか。

newspicks.com

DeNA守安功社長

いま何かと話題のDeNAではありますが、創業者である南場さんから社長を引き継いだ守安社長の経歴は、98年に東大の大学院を出て、日本オラクルに新卒入社。そして99年にDeNAに転職しています。DeNAは99年創業なので創業1期目ですね。

日本オラクルって大企業でしょ?って思うじゃないですか。調べたら、98年当時のオラクルってたしかに立派な会社なのですが、店頭公開が99年、東証一部上場が2000年なのでまだ未上場企業でした。社員数もおそらく600-800名ぐらいの規模だったと聞いたことがあります。今よりずっと無名の存在だったと思います。

コロプラの馬場功淳社長

コロプラの社長も、新卒ベンチャー組です。経歴見ると、九州工業大学の博士課程中退で、03年にケイ・ラボラトリー(現・KLab)に入社。KLabは今でこそ東証一部上場ですが、2000年創業なので馬場さんは創業3-4年目のベンチャーに新卒で入ったことになりますね。

ちなみに、コロプラは面白い採用をやっていて、新卒1年目から経営企画やM&Aなどの投資の仕事、子会社設立などを任せる枠での採用がありました。(今みたら今年もやっているみたいで締切が来週でした)

そのコロプラ執行役員の緒方さんという人も、新卒ベンチャーでした。小規模のスタートアップに新卒で入って、その後ドリコムを経てコロプラという経歴とお聞きしました。

メルカリの山田進太郎社長

今をときめくメルカリの山田社長も、大企業経験なくベンチャー的なキャリアスタートとなっている模様です。99年当時の20名規模の楽天に内定していて、学生時代から出入りして働いていたようです。その後、楽天には就職せずに、フリーな感じで活動した後にウノウを起業されたとのこと。※ウェブ上の情報からの読み取りなので微妙に違っていたらすみません。

こちらのインタビューに詳細書かれていました。

当時は就職先にベンチャー企業を選ぶ学生はほとんどいなかったので、「何でそんな小さな会社へいくんだ?」と、大学の友人が一様に首をかしげていたことを今でも覚えています。

mpjob.jp

AnyPayの木村新司社長

アトランティスをグリーに売却し、グノシーの共同代表にもなっていた方ですが、最近AnyPayという決済スタートアップを立ち上げています。最近paymoという割り勘アプリがバズってましたね。こちらの木村さんの経歴は東大03年卒で新卒でドリームインキュベータです。

ドリームインキュベータは僕ら世代ですともう立派な戦略コンサルファームみたいな印象ですが、同社は2000年創業で、2002年にマザーズ上場ですので、創業3-4年目のマザーズ上場直後の新卒入社ということになります。当時の資料掘り起こしたら、上場時は社員35人と小規模な会社だったようです。

Onionの川村亮介社長

上記の木村さんの創業したアトランティスに学生時代から働き、そのまま入社した川村さんという方は、その後ビットセラーを創業し、KDDIに売却し、16年4月からOnionという会社を創業されているシリアルアントレプレナーです。

多数のスタートアップのアドバイザーを務める須田仁之さん

こちらの方、以下の記事にもあるようにすごい経歴ですよね。そんな須田さんも早稲田を96年に卒業後、新卒でイマジニアというベンチャーからスタートしています。イマジニアは今はJASDAQ上場の会社ですが、上場したのが96年7月ですので、須田さんは上場前の新卒ということになりますね。

thebridge.jp

モバイルファクトリーの宮嶌裕二社長

95年のソフトバンクに新卒入社です。ソフトバンクって大企業じゃん、と思うかもしれませんが、95年のソフトバンクってどれぐらいの規模だったかを調べてみました。ソフトバンクの古いIRとかを探っていったら、95年4月時点でおそらく600-700名規模の会社だったようです。

米国ヤフーへの出資が95年11月ですので、95年4月の新卒入社というのはかなりベンチャー就職的な感じなのではないでしょうか。

SHIFTの丹下大社長

2000年に京大の大学院を出て、インクスに新卒入社します。以下の役員経歴にもあるように、3人の部門を5年で140人の部門に拡大したところを牽引されたそうです。ちなみに、インクスは現・SOLIZEとありますが、2000年当時は創業10年目の社員100名ちょっとの会社だったようです。こちらの記事に2000年当時のインクスの記述がありました。

www.shiftinc.jp

イグニスの銭錕社長

2006年のシーエー・モバイル新卒入社です。シーエー・モバイルサイバーエージェントのグループですが、06年当時は創業から6年目の200-300名規模の成長ベンチャーだったようです。

Donutsの西村啓成社長
Donutsの根岸心取締役

以下のページにもあるようにお二人とも2004年当時のDeNAの新卒(新卒1期生)とのこと。04年当時のDeNAというと、05年2月に東証マザーズに上場するので、上場前のタイミングですし、創業が99年なので創業6年目で社員数もおそらく100名超えたぐらいの規模ではないでしょうか。

www.donuts.ne.jp

 

アカツキの塩田元規社長

2008年のDeNAに新卒入社です。08年当時のDeNAは、マザーズ上場後なので既に上場ベンチャーではあったものの、社員数は400-500名規模でまだメガベンチャーと呼ばれる前だったはずです。

LITALICOの中俣博之取締役

新卒DeNAと言えば、LITALICOの取締役の中俣さんも08年の新卒入社ですね。

LITALICOの長谷川敦弥社長

LITALICOと言えば、社長の長谷川さんも新卒ベンチャーです。08年に名古屋大学を卒業後、同年にLITALICO(当時はウイングルという名前だったようですが)に新卒入社。その翌年の8月に創業者に代わり、代表取締役社長になっています。若くしてすごいですね。 

クラウドワークスの成田修造取締役副社長兼COO

若くしてすごいと言えば、クラウドワークスの成田さんもすごいです。学生時代に起業していたようですが、その後大学4年時に創業1期目のクラウドワークスにジョインし学生ながら執行役員になり、その後、新卒入社し、その後、若くして副社長兼COOまでなられています。

クラウドワークスの佐々木翔平取締役CFO

同じくクラウドワークスのCFOの佐々木さんも明治大学在学中からアエリアで働き、そのまま新卒入社して、若くしてグループ会社の役員などもされていたそうです。先ほどの須田さんの記事の中にも佐々木さんの話が登場していました。

ガイアックス上田祐司社長

以前僕がまとめた以下の記事でも紹介したガイアックスですが、創業者の上田社長も新卒ベンチャー組でした。上田さんは97年に同志社大学を卒業して、新卒でベンチャー・リンクに入社しています。ベンチャー・リンクは12年に民事再生した会社で今はもうあれですが、86年創業で95年店頭公開した成長ベンチャーだったようです。

ventureshushoku.hatenablog.jp

ベンチャー・リンク出身というので聞いたことがあるのは、

リレーションズの長谷川博章社長

リレーションズは下記の記事にあるように、ベンチャー・リンクのメンバー8人で起業した会社とのこと。長谷川さんも関西学院大学から新卒でベンチャー・リンクのようです。

bizpow.bizocean.jp

ガイアックスの話に戻ると、新卒でガイアックスの人も結構活躍していますね。たとえば、

ピクスタの古俣大介社長

古俣さんは大学在学中の4年時にガイアックスインターンをし始めて、そのまま正社員として入社したそうです。2000年当時のガイアックスってことなので、創業2年目とかの頃ですね。本当の立ち上げ期に新卒で入社しているのはさすがですね。

ピクスタの取締役の遠藤さんも在学中にガイアックスの創業に参加してそのまま取締役CTOになっていたそうで、こちらもすごいです。

フォトシンスの河瀬航大社長

スマートロックで有名なAkerunの会社です。2011年の卒業で筑波大学から新卒でガイアックスに入社しています。

ホワイトプラスの井下孝之社長

以前僕がまとめた以下の記事でも紹介したエス・エム・エス出身者の中で、新卒入社組がホワイトプラスの井下社長です。神戸大学大学院時代に、大学院中退して新卒入社したそうです。06年当時のエス・エム・エスって設立4年目で、上場の2年前ですね。当時どうやって見つけたのか気になりますね。

ventureshushoku.hatenablog.jp

WACULの大津 裕史社長

人工知能を使ったアクセス解析ツールを開発するWACULという会社の社長はビービット出身でした。新卒で京都大学からビービットという経歴。

thebridge.jp

ザワットの原田大作社長

最近メルカリに買収されたというニュースがあったので調べてみたのですが、このザワットという会社(スマオクを運営)の社長は、2005年卒で新卒でサイバードという経歴でした。サイバードは今はMBOして非上場となっていますが、沿革を見る限り、98年創業で2000年にジャスダック上場、2003年には六本木ヒルズにオフィスを構えるイケイケなベンチャーだったようです。

jp.techcrunch.com

 

結論。新卒でベンチャーに入ってその後活躍している人はたくさんいる。

だいぶ疲れてきたので、この辺にしておきます。他にもきっとたくさんいますね!余裕あるときに追記していきたいと思います。

何が言いたかったかというと、 「新卒でベンチャーに行った人で成功している人っているの?」って言う人がたまにいるので、「結構たくさんいるよ!」と言いたかったのです。以上。

 

エス・エム・エス出身の起業家まとめ(エス・エム・エスマフィア)

東証一部上場のエス・エム・エスという会社があります。

www.bm-sms.co.jp

2003年に創業、2008年にマザーズ上場、2011年には東証一部に市場変更。順調に事業を拡大してきた会社で、直近の時価総額は1,117億円(2016/12/22終値)となっており、社員数も連結で1600人超とまさにベンチャーでありながら大企業レベルの業績という意味で、メガベンチャーの一角と言ってよい存在です。

その割に、知名度が低いのは、領域として医療・介護などの業界でやっているからでしょうか。あとは学生の間でもそこまで知られてなく、新卒採用も一部 Goodfindとかで見かける程度で、新卒の採用もそんなに人数採用しているイメージがありません。

そんなエス・エム・エスですが、スタートアップ・ベンチャー界隈に経営者人材を輩出している企業としてすごいんじゃないかと思っています。

以前書いた人材輩出企業ガイアックスマフィアの記事に続き、エス・エム・エス出身のすごい人たち(エス・エム・エスマフィア)についても調べられる限り調べてみました。

エス・エム・エスマフィアまとめ

まずそもそも創業メンバーは4人だったとどこかで聞いたのですが、既に4人とも辞めているようです。

創業者で初代社長として一部上場まで牽引した諸藤周平さん自身がみずからエス・エム・エスマフィアの筆頭になっているというすごい状態なんです。

 

REAPRA CEO 諸藤周平さん

シンガポールで新産業をつくる研究と実践をされているとのこと。九州大学からキーエンスゴールドクレスト(それぞれ1年ぐらいですかね)を経て、創業。今年39歳になる年のはず。介護医療の会社で上場した一部上場社長って聞いてどんなお爺ちゃんかな?って思っていたので写真見て年齢調べたらびっくりしました。

調べた範囲では、諸藤さんは日本ではフーディソンアグリメディア(弟さんの会社らしい)、アグリゲートスローガンなどで社外取締役もされているようです。

僕はお会いしたことも見かけたこともないのですが、友達がスローガンの代表の伊藤さんに紹介してもらって会ったことがあるという学生もいました。うらやましい。

reapra.sg

forbesjapan.com

JTC会長 田口茂樹さん

創業メンバーで副社長だったようですが、上場申請時には既に顧問になっていたようです。エンジェル投資家として八面六臂などにも投資されていたようです。今はご自身でバングラディシュにてマンション・不動産の会社をつくって同国で上場を目指しているようです。

jtc-bd.com

釜野晋史さん

創業メンバーでゴールドクレストから諸藤さんと一緒に創業した人のようです。上場時の取締役事業部長とかだった気がします。今は独立して複数の企業をお手伝いしているようです。

bn-journal.com

フーディソン代表 山本徹さん

創業メンバーで同じくゴールドクレストから諸藤さんと一緒に創業のようです。2001年に北大からゴールドクレストなので、2000年にキーエンスで1年働いてから第二新卒的にゴールドクレストにいた諸藤さんと一緒になったってことなんでしょうね。

origin.foodison.jp

 

上記4人の創業メンバー以外にも他にたくさんいます。きっと抜け漏れあると思いますがご容赦ください。ネット上で調べ始めたら楽しくなって結構頑張って調べました。

 

活育教育財団 代表理事 野崎智成さん

2004年の創業期からエス・エム・エスに入り、エムスリーキャリアの立ち上げなどもされた方で、諸藤さんがつくった教育系の財団の代表理事をされています。2020年に理数系教育に重点を置く私立の国際高校設立を目指すそうです。すごい!

www.katsuiku.org

ソーラーパートナーズ代表 中嶋明洋さん

神戸大学からキーエンス3年でエス・エム・エスの8人目の社員として参画されてます。

太陽光発電の相談・見積りサイト|ソーラーパートナーズ

 

ベネッセホールディングス取締役 福武英明さん

2000年のキーエンスなので諸藤さんと新卒同期なのでは?と思います。しかし、あのベネッセの創業家(に違いないと思うのですが)の同期入社の人を未上場の2006年当時の創業3年ぐらいのベンチャーに引き入れるとは、エス・エム・エスの採用力はハンパないですね。

www.benesse-hd.co.jp

 

ヴィリング代表 中村一彰さん

元々教員免許をお持ちだった方で、新卒で入った会社を経て、エス・エム・エスの創業期から一部上場まで経験されているようです。今は学童保育、STEM教育などをされています。

www.viling.co.jp

 

BEYOND BORDERS代表 遠藤忠義さん

ゴールドクレストからの合流組のようです。マレーシア子会社の代表もされていたようです。現在はクロスボーダーの不動産取引?の会社をされているようで、面白そうです。

beyondborders.jp

 

リッチメディア取締役 木林 琢磨さん

大手生保からエス・エム・エスに3期目ぐらいから入り、海外法人代表までやられてた方のようで、2015年からリッチメディアの取締役で子会社社長もされています。

www.rich.co.jp

 

エムスリーキャリア代表 羽生崇一郎さん

エムスリーとエス・エム・エスの合弁事業なのですが、こちらの代表もエス・エム・エス出身の方がされているようです。現・エス・エム・エスの社長の後藤さんとIBMビジネスコンサルティング時代の同期だったらしく、その縁で誘われたとのインタビュー記事がありました。

www.m3career.com

 

ホワイトプラス代表 井下孝之さん

2006年に神戸大学の大学院在学中に内定をもらったエス・エム・エスに中退して入社したらしいです。2009年にホワイトプラスを創業しているので新卒で入って3年で起業されたということのようです。ホワイトプラスはインターンしていた知り合いがいて知っていましたが、上場しそうな勢いありますね。

www.wh-plus.com

 

HealthBank CEOの大塚貴一さん

IBMからエス・エム・エスに入り、韓国子会社のCEOだった方のようです。REAPRAグループの会社ですね。

www.healthbank.asia

 

グローマス代表 海田大介さん

IBMのコンサル部門からエス・エム・エスで人事のマネジャーをされていた方のようです。歯科業界のベンチャーとのことです。

glomouth.co.jp

 

Increments CSO 井村弘一さん

僕が好きなサービスの一つですがQiitaを運営する会社のCSO(Chief Strategy Officer)がエス・エム・エス出身の人でした(たまたまWantedlyの募集で見つけました)。アクセンチュアとか外資戦略コンサルのご出身の方のようです。

increments.co.jp

 

exflora代表 山村祐介さん

早稲田大学を出て09年卒の新卒でエス・エム・エスに入社されて、経営企画や経理財務にいらっしゃったようです。花・植物版のフーディソンみたいな感じでしょうか。

株式会社exflora

 

センセイプレイス代表 庄司裕一さん

早稲田→リクルート→道塾→エス・エム・エスで起業という方です。

company.senseiplace.com

 

いやぁ、すごいですよね。これだけ起業家とか経営クラスの人を輩出しているのに、学生の間での知名度がほぼないってのがウケますよね。いまだに僕のまわりの将来起業するぜ!的な鼻息あらい学生は「やっぱリクルートでしょ!」って感じですけど、ちゃんと調べると、エス・エム・エスは起業志望の人は受けに行かないといけないんじゃないですかね?

 

以下のエントリーも併せて読んでみていただけるとうれしいです!

ventureshushoku.hatenablog.jp

ventureshushoku.hatenablog.jp

ベンチャーで長期インターンをする際に知っておきたいこと

ベンチャー企業に就職を考えるならば、是非ともベンチャーで長期インターンをしてみると良いと思います。僕も大学2年生のときから長期インターンとして2社ほど経験しています。おかげで、ベンチャーの良い面、悪い面含めて理解できたので、納得してベンチャー企業に就職することを決意できました。

長期インターンをする際の心得みたいなものをまとめてみましたので、参考にしてみてください。

ある程度コミットする覚悟が大事。

中途半端な気持ちで行かないこと。僕も最初にインターンに行こうと思った会社の面接で、適当なこと言って、社員の人にぼこぼこにされたのは今となっては良い思い出ですw。

社員さん「どれくらいの期間できるの?」
若かりし僕「3ヶ月ぐらいですかね」
社員さん「え?短いね。その間はどれぐらい来れる?週何日?」
若かりし僕「週2日は確実に来れます。3日来れるかはわかりません」
社員さん「え?なんで?何か忙しいのかな?」
若かりし僕「いや、他にもやりたいことあってもう1つ別のインターンも興味あるので両立できないかと思ってまして。あと半年後には留学も考えているので語学の勉強もしないと。。」
社員さん「あ、もうそういう中途半端な人、うちのインターンで絶対うまくいかないから来るの辞めた方が良いよ。仕事をなんだと思っているの?いつ来るかわからないし、いついなくなるかもわからない人に大事な仕事任せられないし。社員も君みたいな中途半端な人を相手している余裕ないから。うちで活躍しているインターンはみんなもっと気合い入っているよ」
若かりし僕「あああ。すみません。。出直します」

その後、僕は考え直して、ある程度コミットして集中して取り組めそうなものを選ぼうと思って、いくつかのサイトで吟味して、別の会社のインターン面接に臨み、晴れて長期インターンデビューできました。

そのときの面接では、「少なくとも半年以上、できれば1年は続けたいです。週3日は来れるようにしますし、できるだけ何もない日は会社に来ます!」と宣言して、採用してもらったのでした。

何でも良いからまず仕事を取りに行く

いざ、仕事をし始めてみると、びっくりするほど放置されました。こちらが何もしないと本当に1日放置されてやることがありません。たまに、これやっておいてと宿題的な仕事を渡されるものの、それだけやっても時間がだいぶ余ります。さて、どうしようかと思ったのですが、忙しそうに働く先輩に「何か手伝いましょうか?」と言うものの、「あー、大丈夫だわ」と言われて仕事もらえず、ということがよくありました。

そこで、先輩社員の人たちの仕事を徹底的に観察して、何で困ってそうかを考えるようにして、かつ声のかけ方も変えてみました。「先輩、忙しそうですね。何が今大変なんですか?」と聞いてみるようにしたのです。そしたら、先輩が、いくつか取り組んでいるタスクを教えてくれて、あれもあってこれもあって大変なんだ!って話をしてくれたので、すかさず「あ、それ僕やりますね!」と言って、一番自分でもできそうなタスクをもらうように宣言してみたら、意外と任せてくれました。

自分も今のインターン先で先輩格になりつつありますが、新人インターン君から「何か手伝いましょうか?」って言われても「切り出すの面倒だからいいや」ってなるので当時の先輩の気持ちがわかります。

インターンだから、という言い訳を自分にしない

せっかくベンチャー企業インターンするなら、やっぱり社員と同様の仕事を先取りできるメリットを活かしたいなと思って、僕はあるタイミングから「自分、インターンなんで」的な言い訳をしないように心がけてやっていました。

僕の場合には、1年休学もして、長期インターンにコミットもしてやっていた時期もありましたので、そのときは本当に社員並みに仕事をしていましたし、新しく入って来た中途社員の方も、僕を新卒の社員だと間違う人も多かったです。

休学してフルコミットするのもあり

僕が一番成長したなって自分で思う時期は、間違いなく、休学して長期インターンしていた時期です。僕の周りや同世代のすごいなって思う友達や知り合いも、だいたいベンチャーで長期インターンをしていて、その中でも、特にすごいなって人はだいたい休学してフルコミットに近い働きをした経験がある人が多いです。

いまだに大企業の古くさい会社の就職試験だと、休学してた経験が×になる会社もあるのかもしれませんが、そんな会社はこちらから願い下げで良いのではないでしょうか?

コミットするに値するインターンをちゃんと探そう

インターンを探そうとしたときには、探すのに苦労しました。いくつかサイトを見てみたのですが、だいたい中小企業のアルバイトじゃないか?的な案件もたくさん出ているサイトがほとんどで、良質なインターン案件を紹介してくれる下記の2つは役に立ちました。

drive.media

www.goodfind.jp

 

ただ、ETICは最近はNPOとかソーシャルベンチャーっぽいのに寄っている気がしますし、Goodfindは案件の質は抜群に高いのですが、数が少ないのと、特に長期インターンのページがわかりにくい(力入れていないのかな?)のがネックです。

※2017年6月追記:Goodfindの長期インターンページがわかりやすくなっていました。

なので、仕方なく、下記のサイトも目を通してはいましたが、どちらも日本最大級とかNo.1とかうたっているだけあって案件が多い分、つまらなそうな会社もたくさん出ていて、探すのが大変でした。明らかに、ベンチャーっていうよりはただの中小零細会社ですよね?って求人も多いように見えました。

careerbaito.com

jeek.jp

最後に。始めるのはいつだって遅くない。

大学1年生のときからやっておけば良かったと言う人が多いのも事実ですし、僕もそう思います。でも、実際に大学1年生のときに人に勧められても、きっと「あ、僕はそういう意識高い系じゃないんで、いいっす」って言ってたと思います。

大学1-2年からやるのは結構ハードル高いと思うんですよね。なんで、無理せずに、大学3年とかからでも良いし、なんなら、就職活動終わってからでも良いと思います。内定を早めにもらって、卒業まで1年近く時間あるなぁ、どうしようかなってときに、ベンチャーで長期インターンをするのはとてもおすすめです。

メガベンチャーとは何なのか?を考えてみた件

メガベンチャーって言葉があると思うのですが、いつから使われているんですかね?メガベンチャーって言葉は就活中にはそこそこ聞く単語だったのに、今検索してみたら、あんまりたくさんウェブ上で使われているわけではなさそうです。

一番上に出て来た記事は2年前の東大生がDeNAとかグリーとかサイバーエージェントに行き始めていますよ、っていう以下の記事でした。

toyokeizai.net

メガベンチャーってどこなのか?についてまとめてみたいと思います。こういうのは定義がないと気持ち悪いので、一旦下記のように定義してみました(乱暴ですかね?)。

  • 時価総額3,000億円以上(なんとなく。。)
  • 連結で社員1,000人以上(国の統計上の大企業の分類にあたる区切り)
  • 設立20年以内(ベンチャーって言うからにはね。。)

一旦上記の定義で整理すると、以下の6社が該当するようです。上場企業だけなので、未上場で大きいところがあると漏れますが。。(ちなみに未上場で大きいベンチャーってどこですかね?これも時間あったらまとめてみたいです)

 

楽天

corp.rakuten.co.jp

エムスリー

corporate.m3.com

LINE

linecorp.com

ネクソン

company.nexon.co.jp

DeNA

dena.com

サイバーエージェント

www.cyberagent.co.jp

 

この中で、就職活動する学生に知名度が無いのは、エムスリーとネクソンですかね。ネクソンはゲーム好きの人は知っているでしょうが、ゲーム好きじゃないとそもそも受けない会社でしょうが。

エムスリーは、たまたま長期インターンの募集を見つけて知りましたが、ものすごい会社ですよね。まさに隠れたメガベンチャー的な。

ちなみに、DeNAの創業者の南場さんはマッキンゼーのパートナーだったということで有名でしたが、実は、エムスリーの創業者の谷村さんもマッキンゼーのパートナーだった、かつ、南場さんとほぼ同時期に新卒入社してパートナーまで出世して、かつ、ほぼ同じ時期に起業しているみたいです。

知名度で言ったら圧倒的に南場さんとDeNAが圧勝していますが、時価総額では倍近くエムスリーが上です。面白いですね。

あ、ちなみに、南場さんのブログがほぼ1年以上ぶりに一昨日、更新されてました。

ameblo.jp

久しぶりの更新がこれですか?wwという。

メガベンチャーの条件で定義した連結で1,000以上という条件を外して、1000人未満でも良いとすると、下記の3社も該当します。

スタートトゥデイ

カカクコム

ミクシィ

逆に言うと、この3社はすごい時価総額なのに、社員数が3桁台でやっていて少数精鋭ですごいなぁという感じですね。

ベンチャーじゃなくて大企業に就職したい!って思っている人も、最低でもメガベンチャーは見てから考えるのが良いのではないかな?と思い、メガベンチャーについてまとめてみました。

以上です。

時価総額トップ100の中で唯一知らなかった会社、5選

ちょっと前にこちらの記事がとてもバズっていて、面白いなぁと思ったので、遅ればせながら僕も素直に真似してみようと思ってつけたタイトルです。

manato-kumagai.hatenablog.jp

日本の時価総額トップ企業100社って聞くと皆さん、どんなイメージですかね?だいたい知っている会社が並んでいるイメージですよね?きっと。

ちなみに、上位10社は

トヨタ自動車
NTTドコモ
日本電信電話
JT
KDDI
三菱UFJフィナンシャル・グループ
ソフトバンクグループ
日本郵政
ゆうちょ銀行
ホンダ

 この10社です。まあ全部知っている会社ですよね。こんな感じで続くわけですが、そんな中に、あれ?何この会社?知らない!って会社が1社あったら興味わきますよね?

そんな「唯一知らなかったわぁ」的な会社を厳選して5社紹介しちゃいます、というのが今回のエントリーです。

唯一と言っておきながら、5社かよ!って突っ込みはウェルカムですが、同率1位で5社並んでいたり、人によってはこっちだったりあっちだったりと知名度ってのは人によって差がありますので、5社あってもいいじゃない、ってことで行きましょう。

実際は知名度ランキング的には差がある気がしてますので、知らない可能性の高い厳選5社の中でも知名度高そうな順に紹介しますね。

まず、1社目は、

ファナック

www.fanuc.co.jp

謎の多い会社としてときどき話題になりますので、これはある意味、有名ですね。産業用ロボットの会社で工作機械用NC(数値制御)装置では世界首位のシェアで、高利益率でも有名です。驚きの業績は売上6,234億円で経常利益2,293円という凄さ(2016年3月期)時価総額もベスト20入りです。

さらに驚きなのは、本社が山梨県の富士山麓の山奥の村にあって、周辺50万坪に広がる通称「ファナックの森」にあり、すべて建物から何から黄色一色で染められているという点です。

matome.naver.jp

また2011年の半年ぐらいは、日本語版のウェブサイトも閉鎖して東証一部上場企業なのにウェブサイトがない状態もあり、閉鎖的で謎に包まれた会社として話題になりました。

続いて2社目は

信越化学工業

www.shinetsu.co.jp

塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハで世界首位の会社。と聞いてもピンときませんよね?長野県にある優良地方企業ですか?みたいな印象の社名なのですが、売上1兆2,798億円で経常利益2,200億円という好業績で、時価総額もベスト30入りです。

現会長の金川千尋氏はなんと90歳!カリスマ経営者としてトップダウン経営で業績を牽引してきたようです。

toyokeizai.net

 

3社目は

シマノ

シマノ - SHIMANO

自転車部品(変速機、ブレーキ部品)で世界首位。釣り具メーカーとして有名なあのシマノです。自転車好きの人、釣り好きの人は当然知っているメーカーだと思うのですが、ここまで立派な業績で時価総額も日本のトップ100に入るなんて(ちなみに堂々の66位)意外ですよね!?前期の業績も、売上は3,786億円、経常利益1,011億円と高収益です。

こんなにすごい大企業なのに、コーポレートサイトが地味!(失礼笑)しかも、採用情報のトップになぜか堺に生まれて、堺で育ってというコンテンツがあり、ほっこりします笑

シマノのすごさはいろんなところで分析されていますので紹介しておきます。

newspicks.com

factlogic.jp

 

そして気になる4社目は

シスメックス

www.sysmex.co.jp

なんかかっこいい感じです。ベンチャーっぽい名前ですが、創業は1968年と古いです。

臨床検査機器、試薬などで高いシェアを持つ医療系の会社のようです。

前期業績は、売上2,531億円、経常利益543億円ですが、PER(会社予想)が36倍前後と高めで、時価総額も堂々の1.5兆円近くの77位。高い成長率を評価されているようです。売上高は16期連続増収、営業利益も15期連続増益というすごい成長企業です。

僕はあまり医療とか試薬とかの世界は詳しくないので、よくわからなかったのですが、何がすごいのかまとめた記事がありましたので紹介しておきます。

www.sbbit.jp

 

そして栄えある最も知らなかったわぁ的な会社である5社目は

じゃじゃん!

SMC

www.smcworld.com

????何の会社ですか?いやだぁ、知らなかったという皆さん、こちら空気圧制御システムの会社です。僕も全然知らなかったですし、一度聞いてもきっと忘れますし、覚える自信がありません笑

でも、すごいんですよ。この会社。前期業績は、売上4,756億円、経常利益1,291億円と、時価総額も2兆円超で、ベスト50にぎりぎり入るか入らないかの水準です。

 ちょっと記事を探してみたのですが、特に紹介されている記事もなく、本当にあまり注目されていない、わりに実はすごい!の代表格じゃないかと思います。

 新卒採用サイトはかなり気合入れてつくってますね。周りで受けている人とか聞いたことなかったです。。

smcrecruit.jp

 

ちなみに、時価総額ランキングはYahoo!ファイナンスのこちらを参照しました。2016年11月8日の終値です。

info.finance.yahoo.co.jp

 

僕はこのブログのタイトルでもベンチャー就職日記とうたっていて、前のブログ(ベンチャーに新卒で就職を検討する際に知っておきたい事まとめ - ベンチャー就職日記)でも書いたとおりベンチャー志望ですが、時価総額トップ100社を眺める際にも、こんな風に、その中でもマイナーな(=ベンチャーっぽい)存在を探す目線で見ています。大企業に行きたい人も、是非こんな視点で面白い大企業を探してみてはいかがでしょうか?というお話でした。

 

人材輩出企業・ガイアックスとガイアックスマフィアのすごさ。

人材輩出企業というと、やはりリクルートを思い浮かべる人が多いと思うのですが、起業家輩出という観点でみると、最近はリクルート出身は昔に比べると相対的に少なくなっているのではないでしょうか?

代わりに増えている気がするのが、もっと小規模のITベンチャー出身者です。新卒で小規模ITベンチャーに行ってからその後、起業して成功している人たちが増えているように感じました。少なくとも僕が就活のときにまわった企業では、出身者が既に活躍しているよ!というベンチャーも多かったです。

その中でも特にすごいかも!と思ったのが、ガイアックスです。

www.gaiax.co.jp

ヤフーファイナンスでチェックしてみると、

stocks.finance.yahoo.co.jp

時価総額は30億円ちょっと(2016/10/20現在)とぱっとしません(失礼!)し、事業内容も、「ソーシャルゲームの問い合わせ対応代行とSNSの運営支援・投稿監視が主力。受託開発も」と書いてあり、そこまですごそう!面白そう!って事業ではない気がするのですが、卒業生起業家のラインナップがすごいんです。

シリコンバレーではペイパル出身がスタートアップ界隈で暗躍しているということで、ペイパルマフィアってのが著名なわけですが、日本ではガイアックスマフィアとも呼べるような顔ぶれではないでしょうか?

(ご参考)

wired.jp

ガイアックス出身のスタートアップタレント

僕が直接見聞きした話とウェブ上の情報を拾ってリストアップしてみたいと思います。抜け漏れがある可能性も高いですがご容赦ください。

 

ピクスタの古俣さん、遠藤さん

pixta.co.jp

LITALICOの代表・長谷川さん(在学中に3年間インターン

litalico.co.jp

AppBankの取締役のマックスむらいこと村井さん

www.appbank.co.jp

 

Tokyo Otaku ModeCFO小高さん

otakumode.com

 

DeNAに買収された、Find Travelの井出さん

jp.techcrunch.com

 

アカツキに買収された、そとあそびの中島さん

jp.techcrunch.com

 

百戦錬磨の取締役COO 三口さん

www.hyakuren.org

 

マーソの代表・山口さん

www.mrso.co.jp

 

Akerunで有名なフォトシンスの代表・河瀬さん

photosynth.co.jp

 

北京のVC、Gravity Venture Capitalの戴さん

gaiax-journal.com

 

LGBT研修をおこなうLetibeeの榎本さん

letibee.com

 
インターン時代にガイアックスにいた人も追加するとさらに。もっといそうですが)

旧ドウゲンザッカーバーグという面白い社名だったニコリーの檜垣さん

 

corp.nicoly.jp

 

以上となります。

ガイアックスリクルートに比べて全然小さい規模(単体で100名、連結でも400名いかない)であることを考えると、この輩出具合は半端ないですね。何かしら再現性を伴う仕組み化されていると考えて良いでしょう。そのヒントが下記の記事にありました。

forbesjapan.com

今後もどんどん増えてくるんでしょうかね?ガイアックスの皆さんの動向に注目したいと思います。

 

※2017年6月追記・修正

ここにリンク張っていたセミナーのページがもう古くなっていたので、削除しました。

代わりに、ガイアックスでの長期インターンの募集をしているページを見つけたので紹介しておきます。

www.goodfind.jp